旅人、新世界をつくる

旅をしながら新世界をつくっている人の日常

新世界図書館に感じた緊張と緩和のバランスの心地よさ

先日、自宅の一室を新世界図書館としてオープンしたよ。

いよいよ、新世界図書館が始動!

バンクーバーの図書館にインスピレーションを受けてから、2年もかかってしまったけど、恐らく今が最適なタイミングなんだろうね。

ひとまず、動き出せたのはすごく嬉しい。

 

でね、新世界図書館をオープンしての感想をシェアしたいと思うんだけど、その前にいくつか新世界図書館の特徴を改めて紹介。

新世界図書館の特徴は、

  • 『創る』をテーマにしている
  • インプット、アウトプット、フィードバックができる
  • 本がない
  • 静かにしなくていい
  • 動物もOK
  • 来館者と一緒に創ることができる

が現在の特徴。

もう少し考えているけど、現時点で体現しているのはこんな感じ。

で、第1回目の新世界図書館もこれらを念頭にオープンしてみたわけよ。

 

今回の来館者は、成人男性2名、3歳児1名。

そして、僕とイヌとネコ。

これらが8畳の一室に集まって、世界の事業を一緒に創るという。

もうね、これだけでカオスよ。

僕たちが新世界について頭を悩ませているときに、ちびっ子はネコを追いかけまわして、トランポリンで跳ねまわったりしてる。

その横で、100年後の未来を見つけるワークをしている人もいる。

まじカオス(笑)

でもね、やがてちびっ子は疲れて寝ちゃったんだけど、それに寄り添うようにイヌとネコも一緒に昼寝して、微笑ましい光景に。

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こうした様子を目の前で見るとさ、この美しい光景が100年続くようにするためにはどうしたらいいか? みたいな新世界を創る意識が高まったりするのよね。

 

何かをインプットするということであれば、ちびっ子やイヌネコがすぐ近くで騒いでいるのは疎ましく思うかもしれない。

でもね、新世界を創るという目的、インプット、アウトプット、フィードバックまでを考えたら、彼らの存在自体がフィードバックだし、励みになるなって感じたんだよね。

存在するだけで、一緒に新世界を創るパートナーである。

そんな気持ちが湧いたのが、新世界図書館で感じた面白さの1つ。

 

で、もう一つ感じた面白さは、知恵の循環。

新世界図書館には、本がない。

では、どこからインプットするのかというと、来館者の知恵からなんだよね。

自分の創りたいものを作るために必要な知恵を来館者からシェアしてもらう。

来館者の創りたいものを作るために必要な知恵を来館者にシェアする。

 

そんな知恵のシェアが自然と起きていたんだよね。

例えば、あの本にこんなことが書かれていたとか、これまでの業界の流れからみるととか、この動画が参考になるとか、このワークが役に立つとかね。

これまで培ってきた知恵っていうのはさ、自分の人生そのものだったりするのよ。

だから、そこに価値を持たせて、お金と知恵をトレードしたくなって、無料で知恵をシェアしないなんてことが起きてもいいはずなのに、ここでは起きなかったんだよね。

 

完全に無料で知恵のシェアが起き、知恵の循環が起きた感覚があったのよ。

そんな知恵の循環が起きているからさ、その場では何が起きるかわからない。

実際に、急にビジョンを見つけるワークが始まったり、一緒にTEDの動画を見たり、コーチングが始まったり、1冊の本についての講義が始まったり。

それによって各人の理解が深まり、ディスカッションの質も高まってったんだよね。

知恵の循環が起きて、本当に何が起こるかわからないってのが、凄く面白いって感じたんだ。

 

新世界図書館は、従来の図書館に比べると、本当に騒がしい。

子どもとイヌネコが走り回っているすぐ横で、コーチングを始まったりしている。

知恵の循環があり、次の瞬間に何が起きるかわからない。

本当にカオスな感じなんだけど、確実に自分の創りたいもの、来館者が創りたいものが創られていってる実感があるんだよな。

だから、不快な気持ちにならず、心地よいのよ。

緊張と緩和っていうのかな。

このバランスが程よい感じだなって。

堅苦しくもなく、おふざけでもなく。

バランスが取れながら、着実に創りたいものが現実化していく。

本当に楽しい空間だなって感じたんだよね。

だから、引き続き新世界図書館は継続していきたい。

そして、そのネットワークを世界中に広げていきたい。

改めて、そう感じたんだ。