旅人、新世界をつくる

旅をしながら新世界をつくっている人の日常

バンクーバーで感じたインスピレーション!僕は図書館を創りたい!

僕がつくりたい新世界。

それは、全てがやさしい、全てにやさしい世界なんだけど、最も意識を置いているのは、子どもが安全に学べる世界なんだよね。

blog.kurosakihideomi.com

 

子どもが安全に学べる世界をつくりたい、って思い始めたのが確か2017年の1月とかだったと思うんだけど、2年まえからそんなことを考えていたんだよね。

そんな世界をつくりたいとは思ってはいるものの、何から手を付けていいか全くわからなかった。

子どもが安全に学べる世界をつくるためには、

・働く子どもゼロ

・食べれない子どもゼロ

・自殺する子どもゼロ

・武器を持つ子どもゼロ

・子どもへのハラスメントゼロ

・子どもへの健康被害ゼロ

といった問題は、最低限クリアしなきゃいけない。

図書館や学校などの環境を作っても、貧困で働かなきゃいけなくて、図書館や学校に通えないなんて状態では解決にならないしさ。

実際の所、貧しい国の子どもたちに文房具を寄付しても、その親が生活のために文房具を売ってしまったりしてるらしいし。

カンボジアで教育関連の活動している友人に話を聞くと、生活のために働くことが教育よりも優先順位が高い大人が非常に多いらしい。

5年後、10年後にどうなるかよりも、今の生活を何とかしなきゃ、という考えで、子どもを働かせる親が多いみたいで、友人は

「まずは大人の意識を変えなきゃ」

ってことで、大人たちの意識を変える活動をはじめたようだ。

 

まずは大人の意識を変える、ってのは大賛成で、今の世界をつくっているのは大人だからね。

今の世界に問題があるのであれば、まずは大人が責任を持って、変えていく必要があるかなって。

政治や企業に任せるのではなく、一人ひとりが自分事としてとらえて、取り組んでいく必要があるなって。

こんな世界をつくった自分たちのケツは自分たちで拭こうぜ!

ってことなんだよなぁ。

 

昔はさ、世界に何が起こっているかなんて、自分には関係ないって思ってた。

でも、姪っ子が生まれた時に考えが変わったね。

当時、僕は煙草を吸っていたんだけど、たばこの汚い煙でこの子を汚しちゃいけない! ってそう思ったんだよね。

あまりに純粋で清潔感の塊のような赤ん坊を大人の僕が汚してしまっているなって。

そう感じたのよ。

それから僕は、タバコをすっぱりとやめた。

そして、それからかな。

姪っ子だけでなく、世界中の子どもに目を向け始めたのは。

未来の子どもたちに何が残せるか? みたいなことをそれから考えるようになったんだよね。

と同時に、それは大人がやることだなってことも感じたのよね。

 

それから数年後、子どもが安全に学べる世界をつくろうと思いはじめたのだけど、何からしていいかわからない。

だけど何かしようと思ってはじめたのは、セールス力の向上のサポート。

そのころ僕は、セミナーセールスの専門家として活動していたので、セールス力アップのサポートをして、商品が売れなくて子どもの教育費にまで手が回らないとか、倒産によって進学したくても進学できない、といった子どもたちを減らしていくことにしたんだ。

でもね、何かが足りない。

これはこれで良かった。

喜んでくれる人もいたし。

だけどさ、子どもが安全に学べる世界には程遠いし、決定打にはならない感じがしたのよ。

 

もっとこうセミナーっぽいのではなくて、日常に溶け込んでて、当たり前のように利用しているうちに、世界が変わっていく方法は無いかな、って探してたんだよね。

学校を作るってのも考えた。

しかし、学校という枠組みでは限定的なような感じがした。

僕は、『学年』というものがある種のヒエラルキーやハラスメントを生み出していると感じたんだ。

私塾みたいなのはどうだろう?

う~ん、なんかしっくりこない。

そんな時、友人とバンクーバーに行った時、一つの答えを見つけた。

それは……

 

図書館!!

 

バンクーバー市立図書館を見学した時に、

「これだっ!!」

って感じたのよ。

 

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バンクーバー市立図書館はコロセウムみたいな外観

 

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中はこんな感じでカフェやお土産屋さんもある

 

で、何が決定打になったかというと、2階にあるインスピレーションラボ。

ここはさ、何かを創造する場所なのよ。

www.vpl.ca

インスピレーションラボのさまざまな場所で、ディスカッションやミーティングをしてる。

話がよく聞き取れないし、英語だからよく分からなかったけど、すごく活発な意見交換はされてるのを感じたね。

で驚いたのは、レコーディングブースがいくつもあること。

レコーディングや動画撮影のブースがあって、やりたいことや思いついたこととをすぐにカタチにできるんだよね。

別のフロアは普通の図書館だから、調べ物はすぐ出来る。

ここは創造する図書館なんだなって思って、すごく魅力を感じたのよ。

僕の知っている図書館ってさ、静かにしてなきゃいけないじゃん。

ひたすら本と向き合うっていうか、調べ物も自分一人でしなきゃいけないとか、なんか孤独感があるっていうか、分離感がある感じがしてたのよね。

それを楽しみたい人もいるから、それはそれで良いんだけど、もっと創造性があっても良いかなとも思うのよ。

図書館は調べ物をする場所ではなくて、何かを創り出す場所。

一人ではなくみんなで何かを創り出す場所。

バンクーバー市立図書館でそんな思考の転換があってから、イメージが膨らんできたんだよね。

 

僕は、図書館を創りたい。

創る図書館だ。

創る図書館で子どもが安全に学べる世界にどうつながっていくのかは、ハッキリとしたことはまだわからない。

でも、その世界に繋がるようにあれこれと構想中。

多分、こうした縁というのは何か意味があって、きっと僕の望む未来に繋がっていくんだろうなぁ。

そんな感じがする。