旅人、新世界をつくる

旅をしながら新世界をつくっている人の日常

やさしい世界を創るには、心の分離感を取り除く必要がある

僕の創りたい新世界は、全てにやさしく全てがやさしい世界。

キーワードは、『やさしさ』。

 

でね、どうしたらやさしさに溢れた世界が創れるかなって考えたんだけど、最も最重要ポイントは、

分離感

だと思うんだよね。

 

「自分と自分以外は別々である」っていう分離感は、不安や恐怖を引き起こし、嫉妬や怒りを引き起こすんだよなって感じるんだ。

 

分離感って物理的な距離が近い遠いは関係なくて、どんなにその物理的に近くにいても、心が離れていれば孤独を感じたり、寂しさを感じたり。

 

恋愛で例えると分かりやすいんだけど、恋人と心がつながっている(分離感がない)状態であれば、どんなに遠距離でもそばにいる感覚があって、

恋人がいなくなるんじゃないだろうか……

恋人が離れていってしまうんじゃないだろうか……

みたいな不安ってのは感じない。

でも、心がつながっていないと、どんなにそばにいようとも不安だから、恋人がいなくならないように束縛したり、ちょっと異性と話そうものなら嫉妬して怒り出したり。

 

今ではそんなことないんだけど、かつての僕はそんな感じだったな。

束縛するつもりはなかったけど、僕から離れていく不安が大きくて、嫉妬して嫌味を言ったり価値観を押し付けたりして、ケンカになったりしてた。

本当は喧嘩したくないのに、僕の心に分離感があるばかりに恋人を傷つけてしまってたんだよね。

全く持って器の小さい人間だったなぁ。

 

分離感ってさ、欠乏感なのよね。

「自分には足りない」って思ってるから、何とか埋めようとするし、さらに足りなくなるのが怖いのよ。

それが埋められなかったり無くなっていくと怒りが湧いてくるし、その原因だと感じた人や物を敵だと思い、攻撃を始めちゃう。

そして、埋められたと思っても一時的なもので長続きしない。

本当に満たされることってのがないんだよね。

そんなだからさ、人にやさしくする心の余裕なんてないんだよなぁ。

本当はやさしくしたいのに、心の余裕がなくて、自分の心の隙間を埋めるので精いっぱいなんだって感じる。

 

でね、「自分には足りない」っていう欠乏感なんだけど、何が足りないかっていうと、

価値と愛

 

自分には価値がない

自分は愛されていない

っていう欠乏感が強くて、これが恐怖の源だったりするのよね。

実際の所、この恐怖から派生して様々な問題を引き起こしているんだよね。

無いと感じるから、貰おうとする。

でも貰えるかどうかわからない。

不安になる。

悲しむ。

「こんなに愛しているのに、どうして私を愛してくれないの!」

って怒る。

相手を信じられなくなる。

心が離れていく。

逆に奪われるかもしれない。

傷つけられるかもしれない。

心を閉ざす。

さらに心が離れていく。

 

こんな人間関係は疲れるよね。

 

疲れるなら、やめちゃえばいいんだ。

欠乏感なんて、単なるまやかしで、自分でそう思い込んでるだけなんだよね。

前に記事に書いたんだけど、僕たちはさ、何かをしても何もしなくても十分に価値があり、十分に愛されている存在なんだ。

それに気づくこと。

 そうするとさ、既に満たされているのよ。

満たされているどころか溢れてるのよ。

無くなってしまうなんてことは、ありえないのよ。

十分にあると知っているから、与えられるんだ。

例え相手が貰いに来ても、与えられる。

失う不安も奪われる恐怖もない。

心を開いて人に寄り添える。

いつもそばにいる安心感がある。

心がつながっている。

そんな感覚。

 

もしもさ、世界の全人類から分離感がどうなるだろうね?

もしも分離感がなくなれば、欠乏感による恐怖がなくなり、争いや暴力、搾取がなくなり、心が満たされ互いの心がつながった『やさしい世界』になるんじゃないかな?

僕は、そう思うんだ。

そして、そうした世界を創っていきたいと思う。

そのためには、まず自分からだね。