旅人、新世界をつくる

旅をしながら新世界をつくっている人の日常

全文公開!人のお金で焼き肉を食べたい!と思ったときに読む本

以前、僕が出版した電子書籍「人のお金で焼き肉を食べたい!と思った時に読む本」の全文を公開することにした。

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僕は、やりたいことをやるのにお金は不要だと思ってる。

もちろんお金をまるっきり使わないというのは、現在の社会システムでは難しい。

でも、お金がないことを理由に夢を諦める必要もないんだよね。

自分にお金がなくても、夢をカタチにすることはできるんだ。

この本には、その方法が書かれている。

お金を気にすることなく、やりたいことをやっている人が増えたら世界はもっと楽しくなるし、やさしい世界になるだろうと思い、全文を無料公開することにしたよ。

お金がなくても、夢はカタチにできる!

それを少しでも感じてもらえたら嬉しい。 

 

<以下、本文>

人のお金で焼き肉を食べたい!と思ったときに読む本

はじめに

人のお金で美味しい焼き肉をお腹いっぱいに食べたい!

本書を読まれているということは、一度はそのような願望を抱いたことがあるということでしょう。お金で肉汁溢れるカルビやロース、サッパリとタン塩やレバーなどをお腹いっぱいに食べられる。しかも、自分のお金ではなく、誰かのお金であるなら、こんなに幸せなことはありませんね。本書は、そんな願望を叶えるために書かれています。

しかし、最初にあなたに謝らなければいけないことがあります。本書には、人のお金で焼肉を食べるための具体的アドバイスがあるわけではありません。本書に書かれているのは、自分のお金を一切使うことなく、人のお金を使って目標を達成する方法です。この方法を学び実践をすれば、人のお金で焼き肉はおろか海外にも行くのもそれほど難しいことではありません。

何かやりたいことがある。欲しいものがある。それらを手にしようとする時に障害の一つとなるのが、お金です。A5ランクの美味しい焼き肉が食べたい、世界一周をしたい、車が欲しい、海が見える別荘が欲しい等、それらを手にする時にお金がネックとなり、本当にやりたいこと、欲しいものを諦めてしまう人がどれだけ多いことでしょう。しかし、お金を理由に自分の夢や目標を諦める必要は全くありません。なぜなら、夢を叶えるために必要なのは、お金ではないからです。

私の友人でありメンターであるイギリスの実業家ピーター・セージ氏はこのように言います。 

「必要なのはお金ではない。本当に必要なのは、より良い戦略だ!」

 多くの人は夢や目標を達成する時には、お金が必要だと思っています。これは、自分の可能性を狭めてしまう非常にモッタイナイ勘違い。世界一周でも一軒家でもお金を使わずに実現をする方法は沢山あるにも関わらず、その勘違いのせいで方法を見出せなくなっています。必要なのはお金ではなく、より良い戦略なのです。そして、その戦略の1つが、人のお金を使って目標を達成するOther People’s Money(通称:OPM)です。

最近のOPMで真っ先に頭に浮かぶのは、クラウドファンディング。インターネットを活用したクラウドファンディングによって、比較的簡単に資金集めをすることができるようになりました。しかし、焼き肉を食べる、海外旅行に行くなど、比較的金額の安い目標や個人的な目標では、クラウドファンディングは利用できません。しかし、クラウドファンディングの元となるOPMを身につけていれば、焼き肉や海外旅行は簡単に手にすることができるのです。

私はこれまでOPMを用いて、海外セミナーの参加費と渡航費、滞在費を併せて、1カ月で130万円を作り上げました。自転車日本一周をした際には、旅の装備と費用70万円をOPMにて作り出し、4カ月で日本一周を達成しています。また、私がOPMを教えた友人はシンガポール旅行の旅費を1カ月で作り出し、また別のアウトドア好きの友人は、自分のお金を使わずに登山グッズやテント、キャンプグッズを手に入れています。OPMを学べば、こうした結果は誰にも出せるのです。

OPMは、ゼロからお金を産み出す戦略でもあります。そのため世界の事業家たちもビジネス拡大に大いに活用しているのです。ビジネスを拡大する時に、銀行に融資の相談にいくことも必要ありません。自分の力でいくらでもお金を産み出すことができるようになるのが、OPMなのです。

これから、人のお金で目標を達成するOPMについてお伝えしていきます。ページをめくるにしたがって未来の可能性が広がり、気分が高まっていくことに気が付くことでしょう。それでは、楽しんでお読みください。

 

※本書は、過去に開催されたセミナーの音声を書き起こし、編集したものとなります。セミナーでの臨場感をお伝えするため、話口調のまま記載しており、読みにくい部分もあるかもしれません。あらかじめご理解の上、お読みいただけると幸いです。

 

他人のお金で夢の実現が加速する

今回のセミナータイトルは、『人のお金で焼肉を食べるどころか海外に行きたい』。一見、わけがわからないタイトルですが、『他人のお金を活用して夢を叶える方法』がテーマです。夢を叶えるために、資金って必要じゃないですか。それを自分の力だけで働いて貯めることを考えていると、いつまで経ってもお金が貯まらず前に進めなかったりします。そうではなくて、他人のお金って書いてありますけど、他人の力、リソースを使わせてもらって、夢を叶えるスピードを上げるということですね。

何か叶えたいことがあった時に、自分のお金が手元にないとしましょう。だからと言って、夢を諦めるのでも先延ばしにするのでもなくて、どうしたらそれをすぐに叶えることができるか? という方法をお伝えしていきます。この方法を知っておくと、事業拡大のために銀行で無駄にお金を借りることもなくなります。本当に必要なのはお金ではなくて、また別のところにあるんですよね。それについてはあとでお話しするので楽しみにしていてください。

今日のゴールをお伝えすると、『夢を叶えるために必要な資金をゼロから生み出す方法と考え方を学ぶ』です。具体的な方法、プラス考え方もきちんとお伝えしていきますので、しっかりと学んでいただければと思います。

これからお伝えするコンテンツは、超強力です! 僕はこの方法で、1カ月でゼロから130万円のお金作ってますからね。でもそれは僕だからできたわけではなくて、その考え方と方法を知って、きちんと行動すれば誰でもできることです。今回のコンテンツを実践すれば、他人のお金で海外旅行も行けるようになりますよ。実際、僕も旅行ではないですけど、海外のセミナーに参加した時は、セミナー代や渡航費などは僕自身のお金では行っていません。そして、僕がこの方法を教えた方は去年シンガポールに行ってますからね。そういったことも可能になります。

お金って、日本を旅しながらでも作り出すことができるんですよ。僕、自転車で日本一周していたんですけど、途中で東日本を周る資金がなくなったんですよね。だけど、新潟のネットカフェに入って、5時間くらいでネットを使ってお金作り出しました。5時間で旅のお金って作れます。そんな、旅をしながらでも、お金を作り出すことができるような内容になっています。これはつまりどういうことかっていうと、『夢の実現速度が加速する』ということですね。『お金が溜まったらやりたい』、『お金がないから今できない』ではなくて、すぐにアクションを起こせるということ。お金が足りないと理由で夢を諦めることがなくなる、ということですね。

でも、それだけではないんです。僕が本当に言いたいのはここではなくて、もっと言いたいことがあります。それは、『一文無しになっても何度でもお金を作り出せるようになる!』 ってことです。やはりお金を失う恐怖が強いと、なかなかやりたい行動ができなかったり、お金を使うことを躊躇したりするんですけど、もし一文無しになったとしてもお金って作り出せるってことがわかっていたらどうでしょう? 何度でもゼロからお金を作り出す方法と考え方がきちんと身につけていたら? お金のなくなる、稼げない、お金が手に入らないといったストレスっていうのは軽減されてきますよね。この方法で何度もお金を作っていくと、その確信が高まっていくのでお金のストレスは少しずつ減っていきます。なので、今回のお伝えする内容を実践して、お金の不安、恐怖を少しでも取り除いて、心も豊かにしてもらえたらな、と思います。

 

実践事例をちょっと紹介します。『海外セミナーの参加費と渡航費 130万円を1カ月で作る』。これが額としては一番大きいかな。僕は、海外セミナーに5回参加してるんですけど、うち自分でお金払ったのは2回ですね。あとの3回の渡航費やホテル代とか、自己負担ゼロです。

『自転車日本1周の初期費用』も作りましたね。自転車で日本一周しようと思った時っていうのは自転車持ってなくてですね、もちろん装備も一切ない状態でした。通帳にも3万くらいしかなくて、お金が入ってくる予定も特になし。そこでどうやって1カ月でお金を作ったかっていうと、これからお伝えする方法を使ったんですね。大体40万くらいかな。40万では日本一周できないんですけど、残りは旅をしながらお金が入ってくる仕組みを考えて。それでも、旅の途中で資金が尽きて、5時間で資金を作り出して、どうにか達成することができました。

僕は、これを過去に1回だけセミナーをやってことがあります。その参加者と個人的に教えてほしいって人、数名にこの方法を教えました。その実践者の結果としては、『シンガポールへの渡航費を作り出す』という方がいらっしゃいますね。たしか10万ぐらいかな。海外のセミナーイベントに視察に一緒に行くことになったのだけど、どうしても渡航費が足りないからということで、ゼロからお金を作り出す方法をお伝えしたところ、実際に行動に移し、資金調達に成功して一緒にシンガポールを楽しみましたよ。

別の方で無料でサップを手に入れた方もいます。サップってご存知ですかね? サップっていうウォータースポーツがあるんですけど、サーフィンみたいなボードで、それを欲しがってる方がいたんですね。買うと7,8万するのですが、それを無料で入れることに成功しました。

ビジネスを立ち上げたいとか、エベレストにチャレンジするために1000万円ぐらい必要な場合だと、クラウドファンディングっていう方法があります。でも、そういったクラウドファンディングのサイトで登録するほどでもない、10万円以下の商品や旅の資金が火しい場合には、これからお伝えする方法を活用することができます。そして、それはクラウドファンディングのおおもとになる考え方だと思ってください。それをこれからお伝えしますね。

これからお金の作り方をお伝えするんですけども、まずやってもらいたいことがあるんです。ゴール設定です。何にいくらほしいのか?いつまでほしいのか?を決めておくと、これから話を聞いていく上でイメージがしやすいと思うので。金額もざっくりでいいですよ。本当はもう少し細かく出したほうが良いですけど、今はざっくりでいいです。このゴールを、この時期までに手にするっていうことを意識していただいて、これからの話を聞いていただきたいなとは思います。それでは、いよいよ本題に入っていきましょうか。

 

費用を作り出すための心構え

費用を作り出すために必要な心構えがあります。1つ目はですね、自分の持っているリソース、人脈、モノ、経験、情報、スキルなどをすべて出すこと。自分のすべてを活用して、お金に換えていくということですね。

そしてもう1つ。思いついたことは全部実行すること。効果的なことだけをやろうとしても、そういう心構えではお金は作れないです。お金を稼ぐ方法を選んでる時点で、その夢への想いがその程度だってことですね。思いついたこと全部やる! っていうのがガムシャラっていうことですよね。ガムシャラになれないのは、本当はそこまで欲しくないんですよ。手に入れられたらいいなぁ、くらいなんですよね。

「どうしてもほしい!だけど、どうしても手に入れられない……」ってなったら、やっぱり全部実行する必要は出てきますよね。全部実行してでも達成する位の気持ちにならないのであれば、それは手に入れても入れなくてもいいものではないかな? っていう気が個人的にはします。手に入れたいものが遊び道具でも、趣味のものでもいいですけど、思いついたことは全部やるくらいの心構えをもって取り組んだほうがいいかなとは思いますね。


2種類の夢実現費用

さて、夢実現の費用を用意する方法は2種類あります。1つは、『自分で用意する』。もう1つは『他人が用意する』。この2つしかないです。

多くの人は自分でなんとか用意しようとします。でも、用意できればいいんですけど、できない人がいるわけですね。自分のお金で働いてなんとかしよう、貯金でコツコツ貯めよう、といった考えで用意すると、どうしても限界がありますよね。10万、20万、100万ぐらいならいいですけど、それよりもっと大きい額になると、自分で用意するとなると、夢の実現までの時間がどうしてもかかってしまう。なので、他人が用意する方法を考えるってことが重要なんですね。

今日は、他人のお金で夢を実現させる方法をメインにお伝えしようかな、という風に思っています。あとで自分でお金を稼ぐ方法っていうのを少しお話しますけど、メインは他人のお金で、っていうことですね。

「他人のお金で……」っていう話を聞くと、抵抗感を感じる人もいます。『自分の夢は、自分のお金でなんとか解決しなきゃいけない』、『自分だけが幸せになってはいけないんじゃないか?』のような思い込みというか、信念を持っていたりします。でも、この方法は、誰かからお金を搾取して自分だけが得するわけではなくて、自分もお金を出してくれた方も得する方法。なので、搾取をするような感覚を感じる必要はないということを先にお伝えしたいなと思います。


良い借金と悪い借金

ちょっとここから入ろうかなと思います。『借金はOKか?NGか?』。

クレジットカードとか銀行からお金を借りて、何かを買う。これは、他人のお金で手に入れるものなので、『お金を借りる』っていうのもOPMの1つ。しかし、借金には良い借金と悪い借金があるんですよね。多くの人は高価なものを手に入れるとき、悪い借金をします。良い借金と悪い借金。良い借金って一体なんなのでしょうね? 悪い借金って一体なんなのでしょうか? これについてちょっと考えてもらいたいです。これ答えを知ってる方いらっしゃいますかね? 良い借金ってこうじゃないかな、悪い借金はこうじゃないかなっていうのをちょっと、想像でも構わないのでどなかた発表していただけると嬉しいんですが?

 

ヒロさんの発言

『じゃあ私が良い借金は自分が働かなくても返ってくる。悪い借金は自分が働かないと返ってこない。逆のことですね。自分が働かないと返せないお金』

 

ミツさんの発言

『良い悪いの概念があるんですね。借金は全部悪いって。罪悪感が伴うので、悪い方にちょっと偏ってるんですけども、良い借金があるとすれば。ごめんなさい、すごい感覚的なものですけど、最悪返さなくてもいい借金。ごめんなさい、こんな概念あっていいのかな。返さなくていい借金、返さずにすむ借金みたいな。』

 

なるほど。ありがとうございます。お話の中に、『借金自体が良くないものだと感じているところがある』とありました。実は借金には2種類『良い借金と悪い借金』がありますが、借金をすること自体が良い悪いではなくて、その性質によっては良くもなるし悪くもなるっていうことなんですよね。ここをちょっと覚えておいてください。良い借金って何か? それは『お金を産み出す借金』。悪い借金とは、『お金を産み出さない借金』です。

例えば、住宅ローンって考えるとわかりやすいかな。住宅ローンで住む家を買う、これは良い借金だと思いますか、悪い借金だと思いますか?

 

ヒロさんの発言:

『住宅ローン?住宅ローンは、ローンだから借金ですよね?悪い借金か』

 

ミツさんの発言:

『産み出さない、悪い』

 

悪い借金ですね。じゃあ、銀行に住宅ローンを組むとき、良い借金するためにはどうしたらいいですかね? 例えば、一軒家がほしいとしますよね。でも、銀行で住宅ローンを組んじゃうと悪い借金なんですよ。例えば、銀行の融資で5000万まで受けられるとしましょう。5000万のローンが組める。それで住む家を買っちゃうと悪い借金になっちゃうんです。ではなくて、5000万円の投資用物件を買うと、良い借金になるんです。ここわかりますか?

5000万円の投資用物件買うとしますよね。今、年利回り3パーセントとか4パーセントなので、5000万円の4パーセントだから200万円。5000万円投資して年200万円のお金を産み出します。その200万円のお金を元手に住む家を買うんですよ。

いきなり住宅を買うと、住宅だけでお金産み出さないじゃないですか。でも投資用物件を買うと、受けたローンでお金を産み出し、産み出したお金で住宅を手に入れることができるんですよね。ということは、ローン分を余分に働かなくても、お金が手に入るっていうことです。

借金をするのであれば、お金を産み出す借金をしなきゃいけない。お金を産み出さない借金はしてはダメってことですね。さっき、車がほしい、シアターシステムがほしいとの発言がありました。それらをお金借りて買うのであれば、まずお金を産み出す借金をしなきゃいけないということですね。ただお金を借りてそれを返すのは、ただ労働で返しているだけです。確かに他人のお金を借りて、他人のお金で買ってはいます。そうではないんですよね。お金を借りるのであれば、お金を産み出す借金をして買うということです。

例えばさっきのBoseホームシアターでしたっけ。あれはもう家に備え付けなんですかね?ああいうのって。

ミツさんの発言:
『家で映画を観たい』

それを他に持ち出せるのであれば、僕はレンタルしますね。ホームシアターレンタルとか。

ミツさんの発言:
『なるほど、産み出しますね』

もしくは、上映会っていうのはできないから、なんかの勉強会をホームシアターでやるとか。なにかそれを使ったお金を産み出す方法を考えます。

ミツさんの発言:
『なるほどね、ずいぶん視野が広がりました』

同じ嗜好品でも、それによってお金を産み出すことができるんですよね。そこを考えられるかどうかです。


本当に必要なのはお金ではない

実際に夢を叶えるために本当にお金が必要かってことなんですけど、実は、本当に必要なのはお金ではありません。本当に必要なのは、『より良い戦略』です。僕のメンターであり、友人である、ピーター・セージというお金を作り出すプロがいます。

彼の来日セミナーの統括とか僕がやって、セミナーを聞いたり、直接話したり、コンサルティングとかを見てるんですけど、お金がなくてどうやってほしいものを手に入れるかは、最終的には戦略です。戦略。そもそもお金でなんとかしようって考えないほうがいいですね。お金はもちろん必要ですけども、そのお金を借りるのではなくて、もっと違う方法でどうしたらいいかって考える。その戦略の1個がOPMっていうことです。

これからOPMについてステップを話していくんですけど、これまでのところでなにかご質問があれば。


ヒロさんの発言:
「すみません。結構知ってることも多かったんですけども、ちょっと別の言い方をしていただいて、理解を深めたいです。例えば、ホームシアターのレンタルの部分で。もう1つさっき思ったんですけど、ビデオカメラもほしいなと思ったんです。そうするとビデオカメラも、レンタルすればお金を産み出すじゃないですか。それも1つの例になるっていうようなイメージなんでしょうか?」

 

そこを考えるのが戦略ですよね。結局それを手にすることによってどうしたらお金を産み出すかってことを先に考えるってことです。そのへんの考え方をこれからお話しします。


OPM 7つのステップ

OPMにはステップがあります。最初に全体像をお話しますね。それから細かくお話していきます。

 

ステップ1 ゴールを設定する
ステップ2 理由を明確にする
ステップ3 サポーターリストを作成する
ステップ4 リターンを作成する
ステップ5 オプションを追加する
ステップ6 お金を受け取る準備を整える
ステップ7 感謝を示す

 

以上の7ステップです。これから1つずつお話をしていきますね。

 

まずは、ステップ1。ゴールを設定する。

欲しいものは何か? 必要な額はいくらか? いつまでに作り出すのか? これらを明確にし設定していきます。期限も設定したほうがいいですね。『いつかそのうち』って一生やってこないですから。期限決めないと、どうしても先延ばしになっちゃいます。必要額が細かく出せるのであれば出したほうが良いですね。例えば海外のセミナーに参加するのであれば、セミナー代、飛行機代、宿代、滞在費で合計いくらかが、明確になっているといいかな。

 

ステップ2は、理由を明確にする。

他人にお金を出してもらうってことを考えると、それがほしい理由を明確にする必要があります。

人っていうのは、ビジョンにお金払うんですよね。なんでそれがほしいの? それを手に入れてどうしたいの? なんで手に入れたいの? っていう理由を明確にして、それを伝えていくと、その想いに対して、人ってお金を払うようになるんですよね。

例えば、自転車日本一周とか、エベレスト挑戦みたいなのって、実績なくても多くの人がカンパとかしますよね。応援しますよね。応援したいんですよ、人って。そのビジョン、夢を一緒に見たいんですよね。それにお金を払うんです。ここがポイントです。大義名分が必要なんです。ホームシアターを手入れる大義名分、これがあるとお金は作りやすいですよ。

 

ステップ3、サポーターリストの作成。

これは、『誰がお金を出してくれそうか?』っていうことを考えます。名刺とか、フェイスブックとか、携帯電話とかこういったものをすべてリスト化します。この人は僕の思いに賛同してくれそうだな、この人は信頼関係が強く構築できてるから応援してくれそう、そういった人を全てリスト化します。これまで培ってきた信頼関係をお金に換えるような感じですね。友人とか知人とか、ビジネスパートナーとかね。こういった方は特に無条件で応援してくれる方がいたりします。本当にそれをやりたいんだったら応援してあげるよ! ってね。リスト化しておくといいです。

もう1つあって、ステークホルダーの洗い出しをすること。ステークホルダーってご存知ですかね? 初めて聞くかな? ステークホルダーって欲しいものを手にすることによってなんらかのメリットがある人。利害関係者です。はじめの部分っていうのはこれまで出会ってきた人なんですけど、ステークホルダーってもしかしたらまだ出会ってない人かもしれないですね。

例えば海外のセミナーに行きたいとしましょう。セミナーに参加すると、なんらかを学んできますよね。それを学んでくることによってメリットのある人、得をする人、利益のある人っていうのは誰か? というのを書きだすんですね。さっき言ったホームシアターの場合は、ホームシアターっていうのを手に入れたら、誰にメリットがあるかっていうのを考えるってことです。家で上映会やりたい、ホームシアターで良い音で映画が観たいと願望がある方にだったら貸し出せるじゃないですか。そういった方たちがステークホルダーで、その方たちに協力してもらう、お金を払ってもらうんですね。

ステークホルダーを洗い出したら、戦略も見えてきます。色々なアプローチ、お金の作り方っていうのが見えてきます。なので、欲しいものを手に入れたら何が得られるのか。そして、手に入れたものによって誰が得するの、自分以外誰にメリットがあるのかっていうものを書き出してください。

例えば、僕が海外のセミナーに行きたいとしましょう。海外セミナーに行って得する人っていうのはまず僕自身ですよね。家族や友人、彼女もいます。あとは、ブログの読者さん、メルマガの読者さん、あとはセミナー参加者。コンサルティングのクライアントさん。ビジネスパートナー。そういった方たちがステークホルダーになりますよね。僕に良い知識が入ってきたら、その方たちにもっと良い知識が与えられますから。そういう風にステークホルダーを出していくと。そして、ステークホルダーにお金を出してもらえるように戦略を考えるということです。

 

ステップ4は、リターンを作成する。

お金を頂いた代わりに何をお返しするの? っていうことですね。そして、いつまでに、どうやってお返しするのか? を考えていきます。

ここでのアドバイスは、『必ずしも物品、サービス、金銭である必要はない』ということです。お金を貸してください、返します、みたいなリターンもあります。場合によってはなんらかのサービスっていうのを提供する場合もあります。例えば、本とか映画の場合、その作成資金を集めた時に、協力者の名前を一番最後のエンドロールに名前出しますみたいなのもリターンですよね。

しかし、そうしたお金やサービスのリターンではなくて、エベレストの登頂のような場合だと、ゴール達成自体がリターンになるっていう場合もあります。応援したいんですよ、こういう方っていうのは。なので、達成することがリターンになるんですね。

僕、自転車日本一周したときに西日本を走り終わったらお金なくなっちゃって。その時にOPMでリターンを考えてたんですけど、『何かのリターンではなくて、カンパのほうがいいです。その代わり頑張ってください!』って言ってくれる人がいて。そのときわかったんですよね。その人への一番のお返しっていうのは、ゴールを達成することなんだって。

僕はフェイスブックで旅の過程をずっと投稿していたんですね。その記事を見てくれている方から「フェイスブックの記事でいつも勇気をもらってます! 僕、カンパします。だから頑張ってください!」ってメッセージが来たんですよ。これがお返しなんですよね。こういう場合もあるっていうことです。肉体的なチャレンジをする場合はね、達成がリターンになるんですね。

 

ステップ5、オプションを追加する。

リターンにオプションを追加して、魅力を追加します。例えば、一時的にお金を借りるとして、貸してくれた金額に対して、どれぐらいの利率で返すのか。銀行だとこれくらいにしかならないですけど、今回貸していただいたら、年利15パーで返します、といったオプション。あとは、ビジネスの話になってきますけど、独占売買契約を結びますってオプションですね。あなたのところからすべて今後は仕入れます、他からは仕入れませんって。

ステークホルダーにアプローチする場合、もともとの信頼関係がない場合もあるので、単なるリターンだけじゃなくて、こうしたプラスアルファの部分があるといいです。

 

ステップ6、お金を受け取る準備をする。

協力してもらうために、いろんな人に会いに行って話をしたり、ネットで呼びかけるかもしれないんですけど、協力者の手間を煩わせないように準備をしておいたほうがいいです。例えば、商品の契約書。お金を借りるのであれば借用書をすでに用意しておく。チラシ、名刺、ハンコ、領収書、銀行口座情報、ペイパルの支払い方法をまとめたレジュメなど。そうした準備を事前にしておいて、スムーズにお金が受け取れるように準備をしておきましょう。

 

ステップ7、感謝を示す。

協力者への感謝を必ず示しましょう。手紙や電話、ちょっとしたプレゼント、場合によっては花をプレゼントしたりとか、途中経過の報告などですね。こういったこまめに感謝を示すと同時に、「今、こんな場所で頑張ってます!」、「やり遂げました!」など進捗を報告することも忘れないようにしましょう。

 

以上の7ステップ、これがOPMの流れです。

 

 OPM 具体的事例

じゃあちょっとここから、僕の実例をご紹介しましょう。2009年にゼロから130万作った話です。アンソニー・ロビンズのDWDっていうセミナーがあってですね、そこに参加しました。その会場でリーダーシップアカデミーっていうセミナーに申し込みしたんですね。金額は50万円です。実は、そのときお金がなくて、1か月以内に50万円振り込まなければいけない。当時、派遣社員で働いてたんですけど、ちょうど契約が切れて仕事がない状態で収入がない。銀行残高3万円、1か月以内に50万円を振り込まなければいけない。プラス渡航費、滞在費も稼がなきゃいけない。当時は、LCCジェットスターぐらいしかなかったですから、格安航空券なんかないわけですよ。

アメリカでの開催だったので、往復の飛行機だけで、エコノミーで15万くらいですよ。もう少ししたかな。ということは、トータルでもっと稼がなきゃいけないんですよね。さてどうしよう。さてどうしますか?

まず50万が必要ですよね。開催まで2カ月ありましたが、まず1か月以内に50万振り込まなきゃいけない。でも銀行残高3万で、仕事なくて収入なくて、当時コンサルティングはやってないし、セミナー講師として活動しはじめて1年くらいしかやってないですから、集客とかほとんどできないと。さてどうしましょう?

ということで、僕が何をしたかっていうと、資金を集めるホームページ作ったんですね。資金集めのサイトを自分で作って、協力者を仰ぎました。あなたの力をかしてくださいと。

自分は何者なのか、参加したい理由を書いて、最後に力をかしてくださいと協力をお願いしました。

 

“僕は、このセミナーに参加するために4,995ドル大体50万円を支払う必要があります。受講料を出してください。その代わりご協力いただいた方には、セミナーを受講して学んだことをまとめて、あなたにシェアします。1口1万円です。”

 

このような具合です。実際には、1口1万円で、1口と3口と5口と20、50で内容を色々と分けましたね。これで、50万円作ったんです。これ、僕自身は一切お金使ってないですよね?

これ、やっていることって、今でいうクラウドファンディングなんですよね。当時は、クラウドファンディングという言葉はなかったですけど、個人として同じことをしていました。

これが、僕が1カ月で参加費を集めた方法です。渡航費とか色々あるので、自分でお金を作るってことも当然やりましたけど、OPMってことで考えると今のやり方ですね。

 

もう1つ。アメリカでメジャーリーグを観た時の話をしましょう。さっきのセミナーってサンディエゴでの開催だったんです。せっかくだから、現地でメジャーリーグ観たかったんですよね。でも、チケットを買うお金がなかったんですよね。ですから、どうやってチケットを手に入れようかと。

これはOPMとはちょっと違って、自分でお金を作る方法なんですけど、僕は海外でお金を作ることにしました。でも、僕は英語そんなに喋れないんですよ。それなのに、どうやって海外でお金を作ったのかっていうと、家にあったあるものを持って行って、それでお金を作ることにしたんですね。

何をしたかっていうと、公園で習字を販売したんです。どうやってお金を作るかを考えていた時に、ふと家を見まわしたら、習字の道具があることに気が付きました。外国人は漢字のタトゥーをいれるぐらい漢字が好きな人がいるの知っていたので、『漢字を習字にしてあげたらもしかしたら売れるんじゃないかな?』 と思ったんですよね。

「あなたの好きな言葉を漢字にします!」っていうのを英語にして、それを段ボールで看板作ってサンディエゴまで持っていきました。浴衣と下駄も家にあったので持って行って、サンディエゴの町を浴衣と下駄で闊歩して、公園で販売したんですよ。家には、折り紙もありました。そこで、習字を買ってくれた人に折り紙の鶴を配ったんです。OPMじゃないですけどね、プレゼントしたいなと思って。その結果、どうなったかっていうと、メジャーリーグ観戦してきましたよ。ちょうど松井稼頭央メジャーリーグで活躍してた時期なので、彼の活躍を生のアメリカの野球場で見てきました。確か13ドルかな、お金作ったんですね。こうしてメジャーリーグが観戦できたんです。安い席でしたけどね、でも目的は達成して、すごく楽しかったですね。

 

お金を作り出すために必要なことは、売れるものはなんでも売ること。そして、相場より高く売れないかを考えること。僕は、家にあるものは片っ端から売ったんですよね。ヤフオクとかで売りました。ヤフオクをやると分かりますけど、相場より高く売る人と、相場より低く売る人がいます。僕は、どうやったら相場より高く売れるかっていうのを考えて売るようにしましたね。

僕は目標を達成するうえで大切なことは「ご協力ください、助けてください」って言える勇気を持つことではないかと感じています。ここが一番大事かなと。協力を求める前に大義名分や理由がきちんとしてないと、ただの甘えだけになっちゃうんですけど、そこをしっかりと見つめて、みんなに言えると応援してくれる人っていうのは多いですね。

ただ批難する人もいますよ。応援してくれる人と同様に、批難する人もいます。でも、批難する人は気にしなくてよくて、応援する人に応援してもらって、その一歩を踏み出したほうがいいかなと。時間は有限なんでね。

 

Q&A Aさんの場合

ステップ2の、あなたを応援したくなる大義名分は何かっていうところがやっぱりポイントだと思うんですけど、ここの例をいくつか挙げていただけると有難いなと。今セミナーの例もありましたけど、他にもありますか? アイディアが知りたいです。

アイディアじゃないですよ、自分の想いですから、これは。こういうものがいいって答えが出るものではなくて、何でそれが欲しいのかっていうだけですから。
なんで欲しいかとか、手に入れて何がしたいかとか、手に入れてこういう役に立てたいとか、そういったところが見えるといいかな。
あなたはセミナー行きたいんですよね? なぜ、そのセミナーに行きたいんですかね? 別に行かなくてもいいじゃないですか?
そこが見えてなくて、例を出しても相手には刺さらないですよ。もっと自分のことをここで見つめるっていうことですよね。
最初は思いつきでもなんでもいいんですけど、掘り下げてくとやっぱりなんか見えてくるんですよね。こういうことに悩んでてこれを解決したいとか、それを解決することによってどうしたいのかを考えるってことですね。

さっき人はビジョンにお金を払うってお話ししました。例えば、『これから自分でセミナーをすることによって、少しでも日本経済が回るマーケティングのサポートができるようになりたいです。そのためにちょっと海外で勉強したいので、ご協力いただけませんか?』って言ったらわかりますけどね。自分のためだけを考えていたら人は動きません。

それを手に入れたことによってどれぐらいの範囲の人を自分が幸せにしたいのか、くらいは見えてくるといいかな。自分がただ単に気持ち良くなりたいだけだったら、それにお金を払ってくれるのはたぶん、家族か両親くらいしかいないんじゃない。

理由を明確にするっていうは、もう自分を見つめるだけですね。理由を外側の人間が言うわけではないので。それ以外はちょっとアドバイスのしようがないですね。

 

本当に欲しいかか、なんでこれが欲しいのか、手に入れたらどうしたいのか、どうなりたいのか。それを手に入れた先にあるどんな未来が欲しいのか。それを手に入れたら、他にどんな人に役に立ちたいのか等、いろんな視点で見るわけですよ。掘り下げてくといろんなことが見えてきます。


Q&A Bさんの場合

1口1万円とか、それを3口とか、そういった形のあれじゃないですけど、実際応援はしたいなと思うけど、自分に余裕がないっていう人たちがまだまだ多いじゃないですか。もうお金の余裕が満々な人たちに、アピールする方法っていうのは何かありますか?

ありますよ。アプローチは、既に人脈があるかどうかで変わってきます。人脈がないところにいきなり行って「融資をしてください」は飛び込み営業と一緒でなかなか難しいですね。信頼関係がないので。それこそ、しっかりとしたビジョンや企画が必要だったりしますね。どんなメリットがあるかも必要です。

スポンサーをとるために、企業にアプローチするのであれば、企画書をしっかりと作らないとダメですね。いくら欲しいのか、それによって自分に何ができるのか。10万、20万、50万くらいだったら、ある程度の信頼関係があれば、理由によっては比較的すぐに融資してもらえますよ。

 

Q&A Cさんの場合

やっぱり何をお返しするのかっていうのが、考えどころにもなってきて。必ずしも物品やサービス、金銭である必要はないっていうことじゃないですか。そこまで必要としない場合もあるっていうのはなんとなく理解できるんですけど。それ以外にどんなものを提供することがリターンと言えるのかなって。なかなかやっぱり物質だったり、何か手にするもの以外浮かばなくて。

重要なのは、その応援してくれる人が何を求めているかですね。カンパしてくれる人は、応援した人の達成を求めているわけですよ。例えば、AKBの総選挙は、1位を獲って欲しいってみんな願っているわけですね。要するに、1位になることがリターンなんですよね。みんな1位になって欲しいんですよ。

そこの真意は、「僕が応援したから1位になった」「僕が育てた」「俺が1位にした」など、そういうことが言いたい男性がいるんじゃないかなと。僕がサポーターだったんだよって。これ自己重要感っていうんですけどね、そういった感情の欲求があるんじゃないかな。

その人たちは1位にするためにお金を使いたいから、CDを箱で買いますよね。そのリターンは1位になることです。応援って、そういうことだと思います。

それはホストクラブのホストを1位にするっていうのもたぶん同じだと思う。そんなにホストに相手にされなくても、そのホストをナンバーワンにするために何百万と落としますからね。ナンバーワンにすることがリターンとなるっていうことも、場合によってはありますよね。

結局は、相手が何を求めているかだと思いますよ。物を求めている人には物を返す。でも日本一周みたいなチャレンジって、達成以外にお返しのしようがないんですよ。

 

僕が自転車日本一周したときに何をしたかというと、目標達成のセミナーを先に売ったんです。日本一周をしたときに手に入るものというのは思い出だけじゃなくて、目標達成の考え方や、モチベーションアップなどもありますよね。僕は、4カ月間、自転車で7,000キロ走って日本一周していますから、その経験で培ってきたものをセミナーにしたということです。開催日は日本一周後に設定して、セミナーを販売。先にセミナー代をいただいて、旅の資金に充てました。

参加費1万かで何名か参加してくれましたね。これはステークホルダーから考えたお金の作り方です。

それとは別に、「ゴール達成さえしてくれれば僕は嬉しいです」って言ってカンパしてくた方もいました。僕は最初、何かお返しをしなきゃいけないと思ってたんだけど、「特にいらないです」って向こうから言ってくれて。その時に、そういう人もいるんだな、ってわかりましたね。

 


まとめ

これまでがゼロからお金を作る方法となります。はじめは難しく感じるかもしれませんが、実際にやってみると、お金を作ることはそれほどハードルの高いことではないことに気づくと思います。当然ながら、やってみた結果、うまくいく時とうまくいかない時があるんだけど、数稽古することで、アイディアも早く浮かんでくるし、精度も高まっていくので、ぜひ活用して、どんどんやりたいことを達成していただきたいなと思います。

 

最後に少し話をさせてください。僕がなぜ今回のセミナーを無料で開催したかというと、僕には目指す世界があるんです。僕は、『子供たちが安全に学べる世界』を作っていきたい、こういう風に世界を変えていきたいと考えているんです。日本でもそうなんですけど世界中には、貧困や家庭の経済状態で学びたいけど学べない、進学したいけど進学できない子供たちでたくさんいます。世界には、ごみを拾って生計をたてて学校どころではない子供たちや、場所によって武器を持たされてる子供たちもたくさんいるわけですね。僕は、こうした世界的な子供の問題は今の我々、大人がしていく必要があるんじゃないかなと感じているんです。僕は、世界の子供たちの学ぶ権利を守っていくこと、そして、学ぶ環境を作っていくことを考えています。そのための指標として、『働く子供がゼロ』、『武器を握る子供がゼロ』、『子供の自殺者がゼロ』、『食べれない子供がゼロ』の4つを掲げ、僕はなんとか1つずつでもできることをやっていきたいなと思ってるんです。

今の僕に何ができるのかなと考えたんですけど、身近なところでお金の作り方、お金の稼ぎ方ノウハウの提供を通じてですね、家庭の経済難で学びたくても学べない、進学したくても進学できないといった子供たちを減らして、なんとか安全に学べる子供を少しでも増やしていければという想いで、今回のお金の作り方のセミナーを無料で開催しました。
では、こんなとこで大丈夫ですかね。他ご質問とかあれば。特になければ、終わりになります。ではまた、お会いしましょう。今日は有難うございました。

 

終わりに

『世界三大言い訳』と呼ばれるものがあります。お金がない、時間がない、自信がない、の3つがそれであり、これらの言い訳を使い自分自身で自分の夢を潰している人が日本国内に限らず世界中に沢山います。そして、かつての私自身もその一人でした。

「いつか、お金が溜まったら・・・」「もう少し時間に余裕ができたら・・・」「もう少し経験を積んだら・・・」こうした理由で自分がやりたいことを先延ばしにし、既に達成している人に憧れを抱き、嫉妬心を燃やす。そんな人生を過ごしていました。しかしある時、「いつか、そのうち」は自分が動かなければ訪れることは決してない、ということに気が付き、自己実現に関して勉強した時にOPMに出会ったのです。

衝撃でした。なぜなら、労働以外でお金は作り出せないと思っていましたから。しかし、「お金は作り出せる!」とわかった時、僕の人生は可能性に満ちたものに変わっていったのです。いつかやりたいと思っていた日本一周をわずか1カ月で準備を整え、計5カ月で達成。何年も「やりたい!」と願っていたことが馬鹿らしく感じるくらい、あまりにも短期間で成し遂げてしまう。そんな強力なツールOPMに出会えたことは、僕にとって本当に幸運なことです。

OPMを実践していくと、お金だけでなく、時間も、自信も作ることができるようになります。それはつまり、人生の中から世界3大言い訳を取り除くことができるということを意味します。そう考えるとOPMは単にお金を作るだけのツールではなく、自分の人生を切り拓くツールと認識するほうが適切かもしれませんね。いずれにしても、自分の人生を好転させる非常に強力なツールであることは間違いないでしょう。

OPMは誰にでも使いこなすことができます。「お金がないから・・・」という理由で、あなたの夢を諦める必要は一切ありません。お金を作ることは可能です。是非、OPMを実践して頂き、あなたの夢を叶えてください!本書があなたの夢の実現へのきっかけになれば嬉しいことです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

夢を叶えた最高のあなたとお会いできる日を楽しみにしています!

2017年8月吉日 黒崎英臣

<以上、本文>

※読みやすくするため、一部を改編しています。