ようやく西野さんの講演会の運営チームが動き始めた
キングコング西野さんの講演会の運営アドバイザーをすることになってから、はや1ヵ月。
運営統括が決まり、各ポジションリーダーが決まり、ようやく運営チームが動き始めた。
講演会の開催日が、4月16日。
残り3週間ほどで運営をある程度の基準まで高めるとなると、ちょっとスケジュール的にタイトかな。
でもまぁ、なんとかなるでしょう。
今回の僕の役割は、運営アドバイザー。
基本的には、運営には携わらない。
運営統括や各ポジションリーダーが運営していく中で、何か困ったことや相談事があったときに、ちょっと口を出す程度。
運営の基本的なことはお伝えしているので、あとは特段やることはなく、その様子を見守るだけ。
なんだが、この見守るってのがなかなか難しいのよね。
運営の様子を見ていると
「あ~、そこはこうすれば、うまくいくのに」
とか思って、ついつい口を出したくなる。
でもね、これをしてしまうと、運営チームが自分で考え、自分で課題解決する機会を奪ってしまうことになるんだよね。
せっかくの成長の機会を奪ってしまうことになる。
それは誰のためにもならないから、成り行きをじっと見守る。
そのスタンスが大切だな、って思うんだよね。
これは僕だけじゃなくて、主催者もそう。
主催者も運営は見守るスタンスが大切で、主催者が運営の実作業をしてしまうと、運営がガタガタになったりするんだよね。
僕がイベントや講演会の運営統括をしているとさ、主催者さんが、
「わたしは、何をしたらいいですか?」
って聞いてきたりするんだ。
その時の僕の回答は、
「どっしりと構えて、見守っていてください」
主催者さんとしては、運営が頑張ってくれているから何か少しでも手伝おうとしてくれるんだけど、主催者さんの仕事は見守ることなのよね。
主催者さんってさ、ビジョナリーなのよ。
なぜ、そのイベントを開催するのか?
そのイベントを開催することによって、何を目指すのか?
そういったビジョンを掲げ、行先を指し示すのが主催者の役割。
運営統括は、主催者の掲げるビジョンを具現化させていくのが役割。
スタッフは、細部の具現化が役割。
それぞれ役割が違うのよね。
主催者は、自分の描いたビジョンが具現化されていく様子を見守って、逸れてきたら口を出す程度で良いのよ。
ビジョンを示したら、あとは運営統括と運営チームに丸投げしちゃっていいのよね。
だけどさ、見守ることに恐怖を感じる主催者さんもいるんだよね。
これは経営者も同じで、経営者もビジョンを掲げ、あとは社員に任せればいいんだけど、それが出来ない。
なぜか?
周りに仕事していないって思われるから。
端から見るとね、ビジョナリーって仕事をしてないように見えるんだよね。
イベントでいえば、運営統括やスタッフが一生懸命がんばっていて、主催者は何もしてないように見えてしまったりするのよ。
だからさ、
「あいつ、何もしてないじゃん」
「あの人、仕事してないよね」
「あの人いなくても、イベント成り立つんじゃね」
みたいな周りの評価を受けてしまったりするのよ。
価値が無いと思われるのが怖いのよね。
だから、周りが評価しやすい実作業をしてしまうってことがあるんだよな。
単に役割の違いだけなのにね。
仕事していないわけではないのにね。
でも、周りにそう見えてしまうのよ。
周りの評価、周りの声が怖くて、ビジョナリーがプレイヤーもやってしまうのよ。
本当の役割を全うしないから、どっちつかずになって、うまくいかないのよね。
確かにね、見守るって恐怖だと思う。
周りに価値が無いと思われる恐怖だけじゃなくて、うまくいかなかったときに全責任を負わなきゃいけないからね。
金銭面での負担も大きい。
だけどね、それでもドンと構えて見守る。
その姿勢が、運営スタッフを安心させて、高いパフォーマンスを引き出すことができるんだよね。
心配してあれこれと口出しする主催者と、
「思う存分やってください。全ての責任は、わたしがとります」
と全てを任せて、見守る主催者。
どっちの主催者の在り方が運営スタッフを安心させ、信頼を得て、より高いパフォーマンスを発揮できるか? というと、後者だよね。
今回の僕の役割は、運営アドバイザー。
主催者と一緒に見守るようにしていくよ。
どんな講演会になるのか?
講演内容だけでなく、運営も楽しんで貰いたい。
まだ、申込できるみたい。