場づくりは宇宙をつくる!僕は場づくりで新世界をつくりたい
「僕は、場づくりがしたい! フィールドクリエイターになりたいんだ!」
今から4年ほど前、友人に何がしたいのかを聞かれたとき、僕はそう答えた。
当時僕は、セミナーを活用した営業方法、いわゆるセミナーセールスの専門家として活動していた。
セミナーの参加者に、どうやったら高額商品を購入してもらえるか、というコンサルティングをしていたのだ。
セールスというと、プレゼンテーションやスクリプトに意識が向きがちだ。
確かにそれも重要な要素ではある。
しかし、僕が意識していたのは、会場の空気感。
会場のエネルギーの質だ。
セミナーで商品が売れたかどうかは、会場のエネルギーの質がどう変化したかの結果でしかない。
セミナーという時間と空間のエネルギーの質をどう変化させるか?
それがセミナーセールスの肝であると考えていたし、今でもそう考えている。
だから、僕のアイデンティティは、セールスの専門家ではなく、場づくりの専門家なのだ。
僕にとって、場づくりとは宇宙をつくることだ。
宇宙の宇は、四方上下つまり空間を表し、宙は往古来今つまり時間を表す。
つまり、宇宙とは空間と時間(場)を意味する。
場づくりとは、場(時間と空間)のエネルギーの質を望む状態へと変化させることで、それによって現実も変化していく。
人の表情が変わり、感情が変わり、つながりが変わり、行動が変わり、習慣が変わり、人生が変わり、コミュニティが、社会が変わっていく。
それが僕にとって面白いのだ。
僕がイベントの運営統括をする理由は、運営とはまさに場づくりであり、そこに宇宙をつくる行為だからだ。
先日もキングコング西野さんの講演会の運営アドバイザーをやったけど、ここで意識をしたのは、講演会場にどんなエネルギーを作るかだったんだよね。
僕は、やっぱり場づくりが好きなんだなぁ。
僕は最近まで、場づくりをしたい、という自分の気持ちを忘れていた気がする。
いや、忘れていたというよりは、分離されていたという感じだ。
図書館を創る、ソフィアプロジェクトを立ち上げる、子どもが安全に学べる世界をつくるなどなど、新世界をつくるということを考えていたが、結局のところ、場づくりだ。
その場(時間と空間)の範囲が、セミナー会場や講演会場なのか、日本なのか、世界なのか、宇宙なのかというその違いだけ。
場づくりとは、宇宙をつくることだ、って自分で言っているのに、なぜか新世界をつくることと場づくりは分離されていた。
最近、難しく考えていたが、僕の好きな場づくりを規模を変えて、やっていけばいいんだってことに最近気が付いたんだよね。
個人レベルから企業レベル、地域レベル、国、世界レベルで場づくりというものを考えていくと面白そうだ。
最近は、町おこしや地域再生の相談があるのだけど、地域レベルの場づくりとかに関わるようになってきた。
今、ふと思ったけど、僕の生き方は、旅とセミナーだと思ってたけど、どうやら違うようだ。
旅と場づくり、の方がしっくりくる。
以前から、ドラクエのように旅先の問題を次々と解決していくような生き方がしたいと思っていたんだけど、旅をして旅先の場を整えていくような生き方がそれに近いのかもしれないなって。
うん、なんかしっくりくる。
新世界とか、図書館とか、色々と考えてきたけど、自分の好きな場づくりを土台にして、もう一度考えてみようと思う。
場づくりで新世界をつくる。
なんか面白くなっていきそうだ。