旅人、新世界をつくる

旅をしながら新世界をつくっている人の日常

老後に必要なのはお金ではなく互いに応援しあえる人間関係

僕が創りたい新世界は、本当にやりたいことができる世界。

お金や時間、環境などが足かせになることなく、心からやりたいことができる世界。

お金と心が天秤にかかることが無い世界。

そんな世界を創りたいんだよね。

要はね、お金が無くても、やりたいことを思う存分できる世界ってのを創りたいんだ。

 

今さ、年金のことで色々と不安になってる人が多いじゃない?

「老後に2000万円かかるから、自分で頑張ってね。年金あてにできないからね」

みたいなことを金融庁が言っちゃったからさ、

「2000万円とか無理だし!」

みたいな老後への不安を募らせて、怒りまくってるでしょ。

この未来の不安をお金で解決する感じは、無くなったら良いなって思うのよ。

 

僕はさ、

「老後に本当にお金が必要なの?」

って思ってるんだよね。

そもそも、なぜお金が必要なのかっていうと、生きるために必要なものが手に入れるためだよね。

お金がないと不安なのは、食べ物がなくなるとか、住むところがなくなるとか、生き延びるためのリソースが得られないことだよね。

ということはさ、食べ物とか住居とか、お金で手に入れようと思っていたものが手に入ったら良いわけでしょ。

生きるために必要なものが手に入れば、お金は不要じゃんか、って思うのよね。

 

さらに言うとね、これを国からの支給だけじゃなくて、善意の応援でシェアしてもらえば良いな、って。

善意の応援で食べ物をシェアする。

住居をシェアする。

そんな人がいるのか? って感じるかもだけど、それってさ、実は日常で行われてることなんだよね。

例えばさ、大の親友が詐欺に引っ掛かって、食事もままならなかったとしたら、食事ご馳走するよね。

住むところが無かったら、一時的でも部屋をシェアするよね。

なんか頑張ってる人には、ご飯とか何らかの応援するよね。

その時に見返りを求めるか?

うん、求めないよね。

こんなことは、そこら中に起こってるわけよ。

 

でね、もし家の目の前に知らない爺さんが倒れてたとしたら、どうする?

助けない人もいるけど、助ける人もいるでしょ。

話を聞いたら、年金が少なくてご飯食べれなくて、腹減って倒れたんだってさ。

どうする?

ごはん、食べさせるでしょ。

そんな応援しあえる社会になったら、年金要らないと思うんだよね。

持っている人が余っている分を困っている人にシェアする。

善意でシェアする。

人生を応援してもらえる。

そんな世界になったら、老後にどうやって生きるかなんて不安に怯えることが無くなるなぁって感じるんだよね。

 

だけどさ、そうはいっても、

「わたしを応援してくれる人なんているの?」

なんて不安があって、やっぱりお金を貯めようと思うかもしれない。

うん、わかる。

そうしたい人は、そうしたらいい。

でも、ここで僕が思うのは、貯めておくのは信頼だなって。

信頼を貯めて、何か困ったときに応援してくれる人間関係を構築しておくことじゃないかなって。

親友のようにお互いが困ったときに、無条件で応援ができる人をできる限り増やしておくことじゃないかなって。

そうしたらさ。

もし、自分がくたばりそうなとき、応援してもらえるでしょ。

「あいつを見殺しには出来ない!」

って、支援してくれるでしょ。

そんな互いに応援しあえる人が世界中にいたとしたら、本当に年金って必要かな?

要らないでしょ。

老後に必要なのはお金ではなく、互いに応援しあえる人間関係。

僕は、そう考えてるんだよね。

 

じゃぁ、どうしたら多くの人から善意の応援がもらえるか?

というと、多くの人を善意で応援すること。

宇宙の法則にさ、『自分が創り出したものしか受け取ることができない』ってのがある。

怒りを創れば怒りを受け取るし、愛を創れば愛を受け取るってこと。

ということはさ、たくさんの応援を受け取りたいなら、たくさんの応援を創れば良いってことよ。

キングコング西野さんの話の中に、ホームレス小谷さんのネタがあるのだけど、それはまさに応援が循環してる状態だなって思うのよね。

 そして、それは小谷さんがまず自分から応援したってことがポイントだなって。

 (ホームレス小谷さんの話がわからない人は、こちらをどうぞ。無料で読めるよ)

r25.jp

 

僕が自転車で日本1周したとき、本当に色々な人にご馳走してもらった。

岡山ではラーメン

北海道ではメロン

大阪ではお好み焼

そのほか、全国各地で名前も知らない人から、「がんばってね!」ってたくさんの食料をいただいた。

その日にあったばかりなのに、家に泊めてくれた人もいたんだ。

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こんな汚いカッコしてる人にだよ、やさしく声をかけて励ましてくれるどころか、ご飯や寝床を与えてくれるんだ。

みんな本当に優しい!!

応援によって、生かしてもらってる。

応援によって、やりたいことをやらせてもらってる。

ほんと、そんな実感があったんだよね。

 

僕はね、想像するんだ。

世界中の人たちが互いの人生を全員で応援しあっている世界を。

だれか困った人がいる。

それを世界中で何とかする。

お金にならないから助けない。

メリットがないから応援しない。

そんなことは一切考えず、善意の応援が当たり前。

そんな世界になったらさ、生活の不安がなくなるなぁって。

生活の不安がなくなった上で、心からやりたい、本当に好きなことだけで生きていけるなぁって。

そう思うんだよね。

僕が創りたいのは、そんな世界。

そして、すでにそんな世界に少しずつだけど変わり始めてる気がするんだ。

それをするためには、一人ひとりの意識のアップデートが必要だね。

老後の不安と向き合うのは、いいキッカケかもしれないなぁ。

善意の応援。

僕も心掛けていきたい。