自然の中は、男性性も女性性も磨かれていく最高の学び場
これは僕の考えなんだけどね。
大人にとっても子どもにとっても最高の学び場っていうのは、自然の中だと感じてるんだよね。
自然の中にどっぷりと浸かることで、人の中に眠る能力だったり、センサーみたいなものがどんどん開発されていく感じがするのよ。
しかも、勝手に開発されていく感じがあるんだよね。
学びってさ、その人の心持次第でどこでも何からでも学ぶことができる。
だから、本からでもインターネットからでも色々なことが学ぶことができる。
町中にいても学ぶことができる。
だけど、単に知識をインプットする以上のなにかを得るということであれば、やっぱ自然の中が一番だなぁ、って思うんだよね。
自然の中ってさ、とにかく不便なんだよね。
壁もないし、屋根もない。
明かりも、火もない。
水もない。
トイレもお風呂もない。
そんな中で一日過ごすってことは、結構、サバイバルなんだよね。
いつ何時、虫や動物が寄ってくるかわからない状態で、壁も屋根もなく、明かりも火もない状態って、怖いよね。
以前、キャンプ場ではない自然の中でテント張って寝たことがあるけど、一晩中、動物らしき物音がガサゴソしてて、テントを攻撃されないか怖かったなぁ。
北海道で出会ったキャンパーの人は、野生の狐がテントを噛み破って侵入してきたらしい。
こうしたことを感じるとさ、日々の生活がいかにセーフティが保たれているかわかるよね。
そして、そのセーフティが当たり前になるまでに、どれだけの人が関わり、改善をしてきてくれたかも感じるようになる。
するとさ、感謝の念がフッと湧いてきたりするんだよね。
この感覚ってさ、すでに便利になって、セーフティが当たり前になった環境の中では感じにくいなぁって僕は感じてるんだ。
便利でセーフティの逆、不便でデンジャーな環境、サバイバルモードに突入しなきゃいけないような環境にあるからこそ、感じるもの、学ぶものがあるんだよね。
でね、このサバイバルモードなんだけど、これを体験するってのは、すごく男性性を磨くことができるんだよね。
壁のないところに壁を創る。
屋根のないところに屋根を創る。
ゼロから火を起こし、石を積み上げかまどを創る。
こうした住環境を創り、セーフティを高めていく。
セーフティが高まったら、今度は快適さ。
周りにあるものをフル活用し、クリエイティビティを発揮して、より快適な住環境を創っていく。
もしも、これが自然の中でできたとしたら、自分の中の生きる力はどれくらいだろうか?
それに対する自信はどれほどだろう?
自然の中に安全で快適な空間を創れちゃうんだぜ。
虫や動物の危険に襲われる不安がゼロではないにせよ、かなり少なくなるんだぜ。
それがいつでもできる。
男性性はかなり磨かれているよね。
でね、男性がこうしたことができるとね、女性はもっと女性性が磨かれていくんだよね。
というのも、セーフティは男性が作っているから、その上で女性は自由に好きなことができるようになるんだよね。
男性が屋根を創り、壁を創り、火を起こし、まずはセーフティな場を創る。
そうしたらさ、女性はさ、その屋根に絵をかき、壁に花を飾り、その火で好きな料理を創れる。
男性がセーフティな場を広げれば広げるほど、女性はより自由に自分を表現できるってわけ。
このセーフティってのは、自分の領土を広げるってことじゃないよ。
これは、自信の度合い。
「なにがあっても、愛する女性を自由にさせることができる」
っていう自信の度合い。
簡単に言うとね、自信がない男は、自分がコントロールできるように女性の周りに柵を設け、女性を生きにくくさせてしまうってこと。
逆に、男性に絶対的な自信があれば、女性の周りに柵を創る必要もなく、女性が自由に生きられるようになるってこと。
やっぱりね、自由にのびのびと生きている女性は美しいよ。
女性エネルギーにあふれ、生命の躍動を感じるよね。
自然の中で男性性を磨くと、その周りの女性性も磨かれていく。
そんな実感があるんだよね。
しかし、その一方、自分の女性性を発揮できない女性もいるわけよ。
なんつーのかな、本当はやりたいのにそれを抑え込んじゃってるっていうのかな。
雲のように流れるまま生きたいのに、固体で在り続けようとする感じ。
許可を出せてない状態なのよね。
男性がどんなにセーフティな場を作っても、女性が自分に許可を出せていないと、なかなか女性性は磨かれていかんのよね。
でも、自然の中にいると、こうした許可は出しやすくなる実感があるんだ。
というのも、自然の中は全てがOKになる場所だから。
一般的に失敗といわれ非難される出来事も、自然の中では笑いになるだけ。
だから、失敗ということにはならないんだよね。
うまくいかなくても、全て肯定され、笑いになる。
これは笑いものになるんじゃなくて、純粋に楽しい出来事になるってこと。
自然ってそうした場だからさ、いろんな許可は出しやすいなって。
僕が自然の中が最高の学び場というのは、こうしたサバイバルやセーフティ、男性性や女性性、感謝や愛ということを体感し、磨くことができることができるから。
しかも、学問として学ぶ必要がなくて、キャンプ場でテントやタープを張っているだけ、水に飛び込んだり絵を描いているだけで、それらを学ぶことができるってのが素晴らしいって思うんだ。
他にもいろいろあって、ペットや子どもから大人が学ぶことは本当に多い。
子どものクリエイティブティには、本当に驚かされる。
自然はね、老若男女関係なしに色々なことを教えてくれるんだ。
だからもっと、みんな自然に飛び込んでいけるようになるといいなぁ。
先日、ふと頭にこんな言葉が思い浮かんだ。
『キャンプ教育』
これが何を指すのか自分でもよくわからんが、テーマを決めてキャンプ場でいろいろ学べたら面白そうだ。
そうすると今やってみたいのは、
男性性を磨くキャンプと女性性を磨くキャンプ
だなぁ。
特に男性性キャンプね。
テントやタープを一人で張れるようになるのはもちろん、ナイフ一本で火を起こし、料理を一品作れるようになる。
そんな感じのキャンプだと面白そう。
ちょっと企画してみようかな。